●得意を活かしてプレッシャーを軽減する
プレッシャーを感じやすい人は、
あえて「間違ってはいけない」という環境に
身を置かないことも処世術のひとつです。
プレッシャーを強く感じる人は、
基本的にきちんとした人が多いのですが、
失敗したときにひどい目にあうような緊張しやすい職場には、
身を置かないほうがいいでしょう。
たとえば、対人関係で緊張することが多い人の場合、
動物園で動物の世話をはじめたところ、
プレッシャーから解放されてしあわせになったというケースもあります。
それ以外にも、
ブレッシャーの感じ方は仕事の仕方にも大きな影響を与えています。
書籍の編集者を例にあげてみましょう。
・冒険した企画を立てる人
…わからないことや見えないことがあっても、一か八かのところで挑戦しようとする。
新しい分野やメソッドを扱うことが多く、外れると大コケしてしまうタイプ。
・手堅い企画を立てる人
…世に確実に必要とされている著者の得意分野で、成功する確率の高い企画を立てるタイプ。
教科書のような本やロングセラーになるものを扱うケースが多い。
冒険する人は、10本の企画を立てたら、1〜2本しか当たらなくても、
その1~2本が大ヒットすることもあります。
これは失敗に恐怖を感じないタイプの人にみられる傾向です。
失敗する恐怖を感じる人なら、
8本の企画の失敗に耐えられないはずです。
一方、失敗を恐れるタイプの人は、
手堅い企画を立てるのが得意な人が多いでしょう。
目新しい大ヒットはなくても、ロングセラーを狙うことができます。
このように、どちらも自分の得意とする持ち場のなかで、
結果を出すことが大切なのです。
また、プレッシャーに弱い人は、
プレッシャーを軽減できるような、
自分に合ったポジションを探す対策も必要でしょう。

●成功し続けるには失敗の要因をつぶしていく
プレッシャーの感じ方によって、守備的な人と攻撃的な人がいます。
これは、サッカーにたとえるとわかりやすいでしょう。
守ってカウンターで点をとるような戦法と、
攻めて点をとるような戦法といった違いです。
ここは、人の価値観にも関係する大切な部分です。
一か八かで、失敗が大きすぎると、
リカバリーできないことも出てきてしまいます。
・守って勝つ
・基本的なことを延々と続けていくことで勝つ
・お堀を埋めていくような攻め方をする
こうして、失敗の原因をつぶしていくと、最後には「成功」しか残りません。
失敗する要因を全部つぶしていくには、時間がかかります。
でも、失敗の要因をなくすことで、次第に成功しかしなくなっていくのです。
100%成功する人生にするために、
まずは守って、守りながら攻めていきましょう。
1回コツをつかむと、ずっとうまくいくようになりますよ。
プレッシャーを感じる人が、
失敗する不安な要因をひとつずつ解決していくと、
最終的には何をしても成功し続ける人になるのです。
