●まわりとの関係性を大切にする
プレッシャーに振り回されないためには、
どんな生き方を心がければいいのでしょうか。
ひとつの答えとしては、「運のいい人になること」です。
運のいい人・強運な人とは、
「自分と世間と時代の流れの関係がとてもいい人」です。
運がいい=ラッキーということではありません。
自分とまわりとの関係性が非常に良好で、
自分と時代の流れとの関係性もいいから、
時代の流れについていけるのです。
自分のことしか考えていない人は、まわりから相手にされませんし、
時代ともずれているので、必然的に運が悪くなります。
「どうして思い通りにいかないんだろう…」
と悩んでも、自分のことしか考えていなければ、
望み通りになるはずがありません。
まわりの人との関係性がよくなって、時代ともマッチするから、
思い通りの現実になるわけです。
まわりとの関係性を大切にしながら、
「どうすれば日本が、地球がよくなるか」
「どうすればみんながしあわせになるか」
を考えていれば、悩みが消えて、整っていきます。
すると、悩みだったものが自然とチャレンジ目標に変わっていくので、
気持ちもわくわくしていくでしょう。
これが、「運のいい人」になっている状態なのです。

●うまくいく人は「愛」と「感謝」で人とつながっている
「自分がすることでまわりの人が歓んでくれる」と思えるようになると、
気持ちのいいものですし、感謝の念も生まれるでしょう。
この「愛」と「感謝」を感じられているのは、人類最強の状態といえます。
まわりと感謝の関係性でつながり、
時代とも感謝の関係性でつながり、そこに愛があれば、
その人の人生は思い通りになるしかありません。
こうなると、まわりからも「運がいい人」と言われ、人がどんどん集まってくるものです。
一方、自分のことしか考えていない人は、うまくいきません。
こういう人は「運が悪い」と表現されます。
たとえば、ノルマで件数を獲得しなくてはいけない営業職の人の場合、
強いプレッシャーを感じる機会が多いでしょう。
そのとき、どんな手を使ってでも件数をとるという働き方をしたとします。
すると、次第に悪評が流れてしまい、
1件をとるためにその背後にある数十件分を失ってしまうかもしれません。
そうなると、心のなかはよくない状態になっていき、
世間との関係性も悪くなってしまうため、
運がどんどん下がってしまいます。
また、なりふりかまわず営業することで、
本人だけではなく会社に対する世間の評判も悪くなり、
結果、会社の運も落とすことに…。
会社の評判が下がれば、ほかの社員が仕事しづらくなるので、
ますます会社の運を落としてしまうでしょう。
逆に、本当にお客さまを大切にしていれば、
「お客さまのことを思っている会社」
「お客さまをしあわせにする会社」
という認識が世間に届き、自然と運も上がっていきます。
世間から愛される会社になると、ほかの社員も活動しやすくなり、
会社全体の運も上昇しますね。
もし営業職の場合なら、たとえ件数を達成できなくても
「あの会社はお客さまを大切にしているから、応援しよう」
と思われたほうが、よほどいい結果につながります。
さらに、ほかの社員が活躍して会社全体がしあわせになるほうが、
運もずっと上がっていくでしょう。
●お天道様に恥ずかしくない生き方をしよう
わたしは以前、日本一の投資家と言われた竹田和平さんと、
2年ほど一緒に活動させていただいたことがありました。
そのときに竹田さんがおっしゃっていたのが
「お天道様に恥ずかしくない生き方をしましょう」
という言葉でした。
これは、まわりや時代との関係性が
きちんと整っている生き方をするというのと同じ意味です。
昔の人がよく言う、
「お天道様が見ている」
という気持ちは、まさに運のいい人の生き方なのです。
プレッシャーからなりふりかまわない行動をするのではなく、
お天道様に恥ずかしくない生き方をしていきたいものですね。
