●子どもの不登校は自立される不安が影響する

「不登校に困っている」というおかあさんの相談を受けることが、よくあります。

じつは、子どもの不登校については、親の心理が子どもに影響を与えていることが多いのです。

たとえば、自分に自信がなく、自己価値を感じられていない人は、

トラブルのなかでがんばることで、自分の存在価値を感じます。

そのため、おかあさんが「困っていることに一生懸命関わっている自分を感じたい」と思っている場合、

子どもは無意識のうちに「問題を起こして、おかあさんに存在価値を感じさせてあげなくちゃ」と

不登校になっていることがあるのです。

そもそも、「存在価値を感じたい」ということは、「もともと存在価値を感じていない」ことの裏返しです。

強いネガティブ感情がある人は、自分の存在価値を感じられていない傾向があります。

でも、ネガティブな出来事を通して自分の存在価値を確かめていることに気づき、



「ただそこに存在している自分」を感じられるようになると、ネガティブなままでも、

しあわせに気づくことができるようになるでしょう。


●「自分が存在している喜び」を親が感じると現実が変わる

じつは、「存在価値を感じない」ということの奥には、「自分が存在している喜びを感じたい」という自己愛が隠れています。

存在価値を感じないことにより、強いネガティブ感情を味わいますが、

そうすることで多くの人は自分に存在価値を見出す努力をするようになるでしょう。

つまり、自分を成長させるために「自分は存在価値がない」という感情を生み出しているのです。

そのことがわかると、人は本当は自分を大切にしていること、自分を愛していることに気づけるようになります。

このように、心の奥底にある自己愛に気づけると、自分の存在価値を消してまで、ネガティブ感情を感じる必要がなくなるはずです。

そうすると、子どもも無意識に「問題を起こして、おかあさんに存在価値を感じさせてあげなくてもいいんだ」と気づいていきます。

やがて、子どもが本当に自分のやりたいことに取り組むようになり、自然と子どもの不登校がなくなっていくでしょう。

子どもの不登校問題も、これまでに数千件解決してきました。

まずは、親自身の不安を見つめてみるのがおすすめです。




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