●目の前の現実と自分の状態を一致させる
今回は、実際に不安を解消するための実践法を紹介していきます。
不安をコントロールするためには、自分の状態と目の前の現実を一致させる必要があります。
そのために、3つのポイントを意識していきましょう。
①自分の不安の状態を知る
自分がいま何に苦しんでいるかということを認知しましょう。
紙に書く方法がおすすめです。
いま何が苦しいかということを言語化して意識することで、「問題」として扱えるようになります。
②自分を整える
自分の内面の思考・感情・感覚の連鎖を紐解くことによって、内面が整っていきます。
思考・感情・感覚のそれぞれのプラスマイナスの要素がこんがらがった状態では、内面がぐちゃぐちゃになり、前へ進めません。
これらの絡まった糸をきれいに解きほぐすことで、内面がクリアになり整います。
そうすると、自分の目指すことが明確になり、不快感情が消えていくでしょう。
③成功する自己操縦法を身につける
不安が起きたときに行う習慣を見つけることで、自分の不安をコントロールする術を手に入れていきましょう。
●不安を消すための9つの質問で得られる効果
9分で不安を消すワークでは、不安と苦しみを切り分けることができます。
不安消せなくても苦しみは消せるので、苦しみを消した結果、不安を感じても苦しくなくなるのです。
そのため、ワークをすると、次のような効果を得られます。
・不安な出来事が起きたとしても、気にならなくなる
・不安になったとしても、苦しさを感じなくなる
・不安とともにいられるようになる
・リラックスできるようになる
・安心感を感じながら生活できるようになる
・将来不安が起きるかもしれないということへの不安も消えていく
・大きな重しのように感じていたものが、軽くなって、なくなっていく
・毎日軽やかに生きていられる
・とても気分がよく機嫌のいい人になる
・まわりとの人間関係がよくなる
・結果としてまわりからも好かれるようになる
・いままで起きていた人間関係のトラブルが起きなくなる
●実際に9分で不安を消すワークをやってみよう
いよいよ、自分の不安をコントロールすることができるワークを紹介します。
ひとつの質問に対して1分、合計9分で行うことができます。
不安がわいたときにひとりでも行えるものですから、ぜひ実践してみてください。
1 いま、何に不安を感じていますか?
自分の不安の状態を知るために、いま不安を感じていることを紙に書いてみましょう。
「不安を消す」ための専用のノートを用意して、思いつく限り書き出します。
2 不安がなくなったらいいことはなんですか?
箇条書きで何個でも書けるだけ書いていきましょう。
3 不安があることで得られるものはなんですか?
4 不安がなくなったら困ることはなんですか?
5 「不安がなくなったらいい」「不安があったらいい」
この2つに共通する理由、目的はなんですか?
6 あなたが本当にほしいものはなんですか?
7 あなたが本当にほしいものが手に入った未来はどうですか?
8 あなたの本当にほしいものが手に入った未来の気分は?
9 その未来の気分を、毎日3回感じられる場面を想定してください。
(※毎日の生活の場面で、3回実際に感じてください)
どのような気づきや変化があるか、じっくり観察してみてくださいね。