●プレッシャーは、さまざまな場面で押し寄せる
日々、「プレッシャー」を感じる場面に直面していませんか?
「この商談、プレゼンで結果を出さなければいけない」
「なんとしても売上を上げなければいけない」
「本番で失敗できない」
「負けられない試合を控えている」
「合格しなければいけない」
このように、プレッシャーはさまざまな場面でわたしたちを襲います。
●スポーツでは、とくにプレッシャーがかかりやすい
とくにスポーツは、「ここ一番」のシーンが多く、
常にプレッシャーと隣り合わせです。
優勝がかかった試合には順位がつきますから、
もっともプレッシャーがかかりやすいといっても過言ではありません。
ですから、心の有り様が、結果を大きく左右します。
ここでよく勘違いされるのですが、
プレッシャーがかからなくなることが「いい」というわけではありません。
適度に緊張感がなければ、モチベーションを維持できないからです。
また、スポーツで優勝したあとや、ビジネスでトップを獲得したあと、
「次は何を目指せばいいんだろう…」
「なんだか気が抜けて力が入らなくなった…」
と「燃え尽き症候群」に陥ってしまったケースを、
耳にしたことはありませんか?
結果を残してプレッシャーから解放されたにもかかわらず、
目指すものがなくなったことによって、
停滞してしまうということもあるのです。
一方、一番になったあとで、
「追われる側」になるという恐怖から、
新たなプレッシャーを抱えてしまう人もいます。
そう考えてみると、一番を目指しているときのほうが、
プレッシャーなくイキイキと活動しやすいのかもしれませんね。

●プレッシャーを克服して、本番で結果を残すには?
スポーツ競技の場合は、まわりにたくさんのライバルがいる状態ですが、
ライバルを意識しすぎてしまうと、いい成績を残しにくくなります。
また、自信を持てなければ、委縮してしまって、
普段のパフォーマンスを発揮できません。
スポーツは、競技によってはわずか数秒間で勝敗が決まります。
このわずかな試合時間に、
いままでの練習や積み上げてきたものすべてが詰まっています。
この「本番」に照準を合わせて、パフォーマンスを発揮できるかどうかは、
メンタルが大きく関わっているのです。
トップアスリートの人たちは、
結果がメンタルによって大きく左右される、
本当に過酷な世界で生きています。
そんなアスリートの人たちを、わたしは心から尊敬しています。
コラムでも、トップアスリートたちのように、
どんな人でも本番でしっかりパフォーマンスを発揮できるための、
プレッシャーとの付き合い方について解説していきます。
●プレッシャーに負けて、切羽詰まってしまう人が増えている
ギリギリのところで争っているスポーツ選手ほどではなくても、
日々「プレッシャー」を感じている人は多いのではないでしょうか?
どうすればプレッシャーに打ち勝てるのか、
たくさんの人が悩んでいることでしょう。
とくに現代は、プレッシャーに打ち勝てなかった結果、
大変な思いをしてしまう人もいます。
プレッシャーに打ち勝つ力は、万人に必要なのです。
●他人に依存している人はプレッシャーに弱い
そもそも、プレッシャーに打ちてる人と打ち勝てない人とでは、
何が違うのでしょうか?
それは、「覚悟」があるかどうかです。
ブレッシャーに打ち勝つメンタルづくりは、
人生を自分で引き受けるところからはじまります。
ですから、他人に依存して、何とかしてもらおうと思っている人は、
そもそもプレッシャーを乗り越えることができません。
プレッシャーに弱い人は、
まず「自分でなんとかする」という
覚悟を決めることからはじめていきましょう。
