●「緊張」を通じて 大切にしているものに気づく
人は、どうして試合で緊張してしまうのでしょうか?
じつは、プレッシャーに悩んでいる人のほとんどが
「この試合が、自分が選手としてやっていくなかで大切なところだ」
といった思いを持っています。
「大切」だと思っているからこそ、人は緊張してしまうものなのです。
ですから、 「緊張=悪」ではありません。
緊張してしまう人は、大切にしている「何か」を持っています。
つまり、「緊張」を否定することは、
その「何かを大切にしている自分」をも
否定することにつながってしまうのです。
自分を否定していては、絶対にパフォーマンスは上がりません。
心当たりがあるようなら、
大事にしていることがあるのだと受け入れ、
緊張してもいいと思うところからはじめましょう。
たとえば、
「大会で優勝する」という目標を掲げたとき、顕在意識では
「叶えたいな」
と思っても、潜在意識で
「でも無理だろうな」
「練習が大変だ…」
と葛藤していると、うまくいきません。
顕在意識でも潜在意識でも
「優勝するのが当たり前」だと思えているのが、
顕在意識と潜在意識が100%一致している状態です。
このことを心の底から納得できた選手は、
掲げている目標に対して、
潜在意識と顕在意識が矛盾なく100%一致するので、
プレッシャーがなくなり、
はかり知れない力を発揮できるようになります。

●緊張をパフォーマンスに活かそう
プレッシャーを受け入れられるようになると、
「緊張」をうまく扱えるようになります。
たとえば、緊張するはずの場面で、
まったく何も感じないというときは、
プレッシャーを克服したのではなく、
気がゆるみすぎているのかもしれません。
少しくらい緊張しているほうが、
人は集中することができるものです。
緊張しすぎている人も、
逆に緊張していない人も、
じつは、必要なことは同じ。
「もっと自分のパフォーマンスに集中する」ことが大切です。
緊張する自分を否定しなくなると、
掲げた目標に対して、
潜在意識・顕在意識が100%同じ方向を向くようになります。
そうすると、プレッシャーがかかる場面でも、
素晴らしいパフォーマンスが発揮できるようになるのです。


