●調子がいいときほど自分を客観視する
スポーツでは、調子がいいときほど、
ケガをする人が多いと言われています。
ですから、自分で「調子がいい」と感じるときは、
じつは思っているより「調子がよくない」状態だと
考える必要があるのです。
これは、仕事でも言えることです。
自分が「調子がいい」と感じているときには、
自分のことに集中しすぎているケースが多いでしょう。
自分で何でもできるという状態になると、
人はまわりを見なくなってしまうのです。
たとえば、あるバスケ部の男子選手は、
1試合(60分)のなかで、
ひとり20点をとれれば素晴らしい活躍だとされるところで、
1クォーター半(20分弱)の間に26点もとっていました。
「調子がいい」と思っても、
ひとりだけでそこまで点をとるのは
明らかにやりすぎです。
結果的に足を引っかけて、骨折してしまいました。
このように、自分で調子がいいと感じるときほど、
まわりが見えていないもの。
「ほどほどにしよう」
と、意識する必要があるのです。

●「いつも通り」で最高の力を発揮する
ときには、どれだけがんばっても
空回りする絶不調のときもあります。
そのときも「ほどほど」にしたほうが、
無理してがんばるよりも、
ケガもなく、高いパフォーマンスにもつながります。
たとえば、完全試合をしたプロ野球の佐々木朗希投手は、
当日、試合前のブルペンでは
「調子が悪い」と言っていたのだそうです。
ところが、試合では完全試合を達成しています。
これも、「調子が悪い」と自覚して、
そのなかで自分のできることに集中したからだと思えば、
説明がつくでしょう。
では、実際にいいパフォーマンスができる「絶好調」のときは、
どんなときなのでしょうか?
それは、本人の感覚的には
「いつも通り」というときです。
練習のときとほぼ同じ感覚、
よくもなく悪くもないと思えるときは、
筋肉に余計な緊張もなく、
実力を出すことができるはずです。
逆に、それ以外の「調子がいい」「絶不調」というときは、
ケガに気をつけて、無理をしないようにしましょう。
これは、ビジネスの場合も同様です。
調子がいいと思っているときに
やりすぎることが大きなトラブルにつながったり、
身体を壊す要因にもなったりします。
また、絶不調のときにただただ営業しても、
一向に契約につながらないということも、
よくあることです。
「いつも通り」
「ほどほど」
を忘れずにいたいですね。


