■ストレスを受け入れよう
あなたはストレスを感じたとき、どのように対応していますか?
ストレスを感じているとき、ストレスクリア®️心理学では「自己一致」が大切だとお伝えしています。
多くの人が、ピンチのときに平常心になろうとしますが、じつはその反対です。
落ち着こうとすればするほど、「戦うモード」になる本能と「平常心」にしようとする思考の間で、自分で葛藤をつくっている状態になってしまいます。
たとえば、オリンピックの日本代表選手に当てはめると、わかりやすいかもしれません。
金メダルのストレスと戦うのではなく、金メダルのストレスに立ち向かっていくことが必勝の秘訣です。
動物的な本能に従って、立ち向かっていく姿勢でいきましょう。
ピンチに立ち向かう気持ちがなければ、ストレスから身体がこわばり、コントロールが利かなくなってしまうことにもなるのです。
■ストレスをうまく扱うことが成功の秘訣
イチロー選手は、
「大きなストレスのかかる場面で平常心を保とうとするのは無理です。そんなとき、わたしはピンチに立ち向かっていくようにしています」
と話していました。
この言葉には、
・ピンチのときに、平常心にはなれないことを認める
・ピンチのときにピンチと感じることを、「悪い」と思わない
…という、葛藤を生まない考え方のポイントが入っています。
これを言語化できることも、イチロー選手が一流の選手という証でしょう。
しっかりとピンチを感じて、立ち向かうことによって、自信がついていきます。
不要な葛藤を生む、
「平常心になろう」
「落ち着かなくては…」
という思考を手放して、
「ピンチのときにピンチを感じることは正しい」
「平常心でいられないことが当たり前」
というように、考え方を変えていきましょう。
平常心でいられないこと=劣っている、と思わなくなれば、負けを認めたうえで、しっかりとピンチに立ち向かえるようになるのです。
イチロー選手は、ストレスを持ったまま、バッターボックスに立つようにしていたそうです。
ストレスを持ったままヒットを打つことで、人間として深みが増し、成長につながっていくと言われていました。
一流選手として活躍している人ほど、ストレスを上手に扱っているのです。
ぜひ、あなたもストレスの扱い方を把握して、自分の力を十分に発揮して行きましょう。