●締切直前にプレッシャーの効果を発揮する
プレッシャーを感じることには、メリットもあります。
一例をあげると、締切効果です。
締切を設けると、自分を動かす抜群の力がわきます。
わたしは、講座がはじまる2~3時間前に、
普段ではありえない集中したゾーンに入ってテキストを仕上げています。
これは前日ではなく、当日の数時間前がベストです。
わたしの場合は、それくらいプレッシャーを感じないと動けません。

このとき、いかにうまく自分にプレッシャーをかけていくかが大切です。
テキスト作成の場合、自分で考えていても無理だと思えば、
コーチに頼ってコーチングをしてもらい、
そのあと1時間で一気につくることもあります。
また、拙著『9分で悩みが消える心理学入門』(かざひの文庫)も、
はじめの概略になる第1章は、1週間で作成しました。
第2章からは心理学講座の内容を丁寧に時間をかけてつくりあげたのですが、
第1章の従来の常識を破壊するような結論内容は、
プレッシャーによる集中力を利用して、一気に仕上げています。
このように、テキストや書籍の制作など、
締切のあるものほど、プレッシャーをうまく使うと、
集中して進めることができます。
プレッシャーのデメリットばかりではなく、
メリットも知って、うまく活用していきましょう。
